エンドロールムービーの演出は今や当たり前となってきているのですが、実際ゲストの目線からみますと斬新さや驚くような感覚はもはやなくなっているのが現状です。映像業者は一眼レフカメラやスタビライザーなどを使用し、飽きさせず、かっこよくスタイリッシュに撮影編集するなど様々な工夫をしています。ですが当たり前になった今では何か物足りなさを感じさせることが多いように思います。私たち業者がそういうことを言うと良くないかもしれないですが、エンドロールムービーが演出されるようになって大体15年くらい経ちますが、当初は「さっきまでの映像がもう!?」「映画のエンドロールみたいでかっこいい」などなど商品価値としては素晴らしいものが誕生したと思います。

今当たり前となった演出ですが、ここまで来るのにいろんな経緯がありました。最初はパソコンやカメラの性能もあり式までのエンドロール、技術が発達していくにつれ時間短縮ができ、披露宴の序盤まで映像を入れれるようになり、更にはお色直し、新婦手紙、花束贈呈、今や新郎謝辞までというところもでてきました。花束以降は物理的にかなりリスキーで大変な作業になるのですが、今や生配信の時代でもあり、そういったところの技術革新はすごいものがあります。ですが実際作業をしている私達としてはかなり恐ろしい作業です。そういったこともありエンドロールを制作するクリエイターも少なくなってきています。それだけリスキーにもかかわらず、もはや当たり前になったエンドロールですので、業者も増えていき価格競争になり、クリエイターも安いギャラにならざるえなくなってきています。エンドロールに変わるような斬新な演出が出てくるよう企画の考案もしています。またブログでそういった現状などつづれればと思います。ありがとうございました。
